「不動産の相続のことを考えているけれどトラブルにならないか不安」
「不動産の相続でトラブルを未然に防げないかな」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
そこで今回は、不動産をめぐるトラブルの例とトラブルを防ぐ方法をご紹介します。
不動産をめぐる相続のトラブル例とは
ここでは、不動産をめぐる相続トラブル例をご紹介します。
1つ目のトラブル例は、不動産の相続人か相続人ではないかによって不平等が生まれることです。
例えば、2000万円の不動産と現金400万円を相続する3人兄弟が居るとします。
その場合、400万円を分割し、不動産を長男が相続するなどの相続方法を取ってしまうと不平等が生まれます。
この際に他の兄弟から不足分の請求がなされた場合、長男は差額の補填を行う必要があります。
2つ目のトラブル例は、不動産の評価額に関する話し合いがまとまらずに続くことです。
不動産をそのまま相続する相続人がいて、他の相続人とその価値を分け合う場合、その不動産の価値をいくらとするか相続人同士で話し合うことになります。
その場合、評価方法はさまざまであるため、相続人同士の話し合いではまとまらない可能性があります。
3つ目のトラブル例は、不動産を持ち続けるのか売却するのかで揉めることです。
売却してお金にしたい相続人と、思い入れがあるため相続したいという相続人が兄弟間でいらっしゃる場合に揉める可能性があります。
4つ目のトラブル事例は、不動産名義を誰にするのかで揉めることです。
不動産を共同名義にしてしまうといざ売却したいとなった際に、全員からの承諾が必要になるため、非常に手間がかかってしまいます。
そのため、1人が代表して名義変更を行う場合が多いですが、その際に名義を誰にするかで揉める可能性があります。
不動産相続トラブルを回避するための対策例とは
ここでは、不動産相続トラブルを回避するための対策をご紹介します。
まず挙げられる対策例は、遺言を残してもらうことです。
遺産分割をどのように行うかについての意思を示した文章のことを遺言と言います。
公正証書遺言や自筆証書遺言などの方式で残しておくことで、法的効力が発揮されます。
そのため、遺言に従って不動産相続することになるため、トラブルを避けられる可能性が高いです。
次にあげられる対策例は、代償分割です。
代償分割とは、不動産を相続することになった相続人が、その超過分を相続人に対して現金で支払うことで遺産を平等に分割する方法です。
ただ、この方法でも揉める可能性は十分にあるため、極力遺言を残してもらうようにしておきましょう。
まとめ
今回は、不動産をめぐるトラブルの例とトラブルを防ぐ方法をご紹介しました。
不動産相続でトラブルになってしまう方は非常に多いため、遺言を残してもらうなどの対策を必ず取っておくようにしましょう。
当社では不動産の売却を受け付けております。
不動産の売却や不動産相続でお悩みの方はぜひ当社までご相談ください。