不動産を売却するうえで築年数は非常に大事なポイントです。
中古戸建てを購入検討する上で築5年と築10年では印象が大きく違います。
購入者のイメージだけでなく、価格査定を行う場合であっても建物の価値は築年数に応じて残存価値を算出することになります。
当記事では、家の築年数が売却額にどのくらい影響するのかについて解説します。
築年数20年を越える家は残存価値が殆どなくなる?!
家には耐用年数が定められており、木造では22年です。
さらに購入者が住宅ローンを組む場合ローン審査条件が築20年以内という条件となることもあります。
そのため、築年数20年は家の価値を判断する上での区切りになります。
他の築年数に応じたポイントは以下の通りです。
*築年数10年で新築からの価値は半分になる!
一般的に不動産の価値は築年数が新しい状態が一番下落し、古くなるにつれ下落が緩やかになっていきます。
そのため外見上はとてもキレイな中古戸建てだったとしても残存価値は大きく下がっており、10年で半分まで下落することになります。
*築年数15年時点では新築の20%程度の価値になる!
10年を越えると下落は緩やかになりますが、15年時点では80%の価値が消失することになります。
この頃になると新築戸建てが保有している10年保証もなくなっており、家を高値で売却するためのセールスポイントが大きく減ります。
*築年数20年を越えると古家付きの土地になる!
耐用年数が22年の木造住宅で築年数が20年を越えた場合、家を売却する場合の種別は中古戸建としてではなく土地として扱われることも多くなってきます。
残存価値は0になるわけではありませんので中古戸建てとしても売却することはできますが、家自体に価値を求めることは難しいでしょう。
家を売却する流れ
家を売却するには①売却価格を決める②不動産会社を選ぶという2つのポイントがあります。
売却価格は自分で調べることも不動産会社に査定してもらうこともできます。
自分で調べる場合はインターネット上で周辺の売却状況を確認することになりますが、周辺エリアだけでなく面積と築年数が類似している物件を参考にしましょう。
不動産会社に依頼する場合は机上査定ではなく実際に物件を見てもらう訪問査定を選択しましょう。
家を高値で売却するセールスポイントについて、不動産会社から提案を受けることができます。
そして価格が決まり売却をする場合は、なるべく信頼できる担当者に依頼しましょう。
大手だから安心というイメージはとても大事ですが、販売活動を頑張ってくれるかどうかは査定対応してくれた担当者次第です。
会社のネームバリューに加え、提案内容や担当者の対応を見て不動産会社を選定してください。
まとめ
家を売却する場合は人生の大きな節目であることが多いです。
子供が社会人になったら売却する等、ライフイベントに合わせて売却を検討していきます。
このように売却する予定が決まっている場合は、築年数も考慮するようにしましょう。
タイミングが数年違うだけで価値が大きく変わるのが、不動産売却です。
不動産売却をお考えの方は、まずはお気軽に当社までご相談ください。